実感がわかない、そしていつになったら実感がわくのかも分からない僕は、まるで何事もなかったかのように日常生活を送っています。重ね重ね今はただ、先輩のご冥福と、残されたご家族の心の傷が少しでも1日でも早く癒されることを祈るばかりです。
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11月14日土曜日、念願だった本場イングランドのラグビーの試合を観に行くことができました。カードは、イングランド代表 VS アルゼンチン代表。ラグビーの聖地といわれるトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で行われました。サッカーでいえばウェンブリー、テニスでいえばウィンブルドンであるトゥイッケナム。まさに世界中のラグビーファン垂涎の場所であります。82,000人収容のラグビー専用競技場というのがすごい。日本のラグビー専用競技場といえば東大阪市にある近鉄花園ラグビー場ですが、そちらの収容人数は30,000人。本場はやっぱり規模が違います。
さて、試合は拮抗したなかなかの好ゲームでした。ラグビーワールドカップで2003年優勝、2007年は準優勝したイングランドが優位に進めると信じ込んでいたのですが、両チームともディフェンスが良く、パスで展開してもなかなかゲインできません。そのためかどうか、ハーフウェイライン付近でペナルティキックを得ても、両チームともに全てペナルティゴールを狙いにいってしまいます。(イングランドのキッカーは、名手ジョニー・ウィルキンソン(Jonny Wilkinson)。)後半20分を過ぎる頃までは、互いに3ペナルティゴールずつの9-9といったスコアでした。
そうしてこのまま終わりかなと思っていた後半30分過ぎ、ハーフウェイライン付近からイングランドのパスがつながり、一気にあれよあれよという間にトライが決まりました。最後は完全にサイドで人数を余らせてのトライ。実に鮮やかでした。ゴールも決まって試合はそのまま16-9で終了、イングランドがホームの声援を受けての見事な勝利です。
それにしても、トライが決まった瞬間のスタジアムが一体となった盛り上がりが素晴らしかったです。観客の多くがビールを飲みながら観戦しているのですが、ビールが入ったコップを皆高々と掲げて歓喜の声をあげます。これこそスポーツ観戦の醍醐味ですね。トライが決まって良かった。
イギリス駐在後初のラグビー観戦でしたが、とても楽しめました。今度はクラブチームの試合を観に行きたいなあ。